PROJECT 02

日本のサロン経営を変える、新しいインフラ。

SALON BOARD

サロンスタッフが、店舗への電話予約や顧客情報を管理している「紙台帳」。
長年アナログに管理されてきた台帳をデジタル化し、ネット予約との一元管理を実現したシステムが『SALON BOARD』です。
現場で本当に役立つITシステムを目指して、一体どんな取り組みが行われたのか?
いまや全国5500店舗で採用され、業界の習慣を変えたプロジェクト。その裏側をご紹介します。

KEY PERSON 01

現場のサロンスタッフの声を徹底的に集めることで、プロジェクトの指針をつくった企画者。

ネットビジネス推進室
クライアントウェブグループ 長尾 美樹

『HOT PEPPER Beauty』のシステム関連の企画・開発ディレクション等を担当。30社のサロンに通いつめ、『SALON BOARD』の基盤をつくる。

KEY PERSON 02

豊富な開発経験を武器に、『SALON BOARD』を“本当に使ってもらえるサービス”へと仕立て上げたリーダー。

ネットビジネス推進室 佐々木 康太朗

『じゃらんnet』『HOT PEPPER』の予約管理システム構築の経験を武器に『SALON BOARD』のユーザビリティを徹底的に高める。

リクルートライフスタイルだからできた事

  • 「サロン現場のリアルな意見を集めたこと」
  • 「システム構築に、他領域の管理システムの知見を活かしたこと」
  • 「営業・企画・開発・運用が一体となってプロジェクトを進めたこと」

01 デジタルvsアナログの二元管理を、解消せよ。

電話予約とネット予約が、かみあわなかった理由。

ネットでの予約が、急速に伸びているサロン予約。しかし、いまだに主流は電話での予約。このような状況から全国のサロンでは、[①ネットでの予約はwebシステムに反映]、[②電話予約と実際に来店した顧客情報は紙台帳に手で記入]というデジタルとアナログの二元管理が続いていた。そのためサロンスタッフは、ネット予約の情報を紙台帳に転記するという手間が常に発生。また、ひとつの枠に電話とネットで予約がダブルブッキングするのを避けるために、まだ空いている枠でもネット上の予約は閉じてしまうという、売上機会の損失を招いていた。結果、カスタマーも「ネットは予約できないから電話」という思考回路になり、なかなかアナログの管理から抜け出せないという循環が生まれていた。

業界の常識を、ひっくり返す挑戦。

そこで『HOT PEPPER Beauty』のチームが挑戦したのが、「紙台帳で行っている管理をシステムで一括管理する」というプロジェクトだった。しかし、サロンで使われている紙台帳は、かなり複雑なつくり。予約を記入するだけでなく、スタッフ別に空き時間がわからなければいけない。さらに、お客様のご注文メニューによっても使うマシンが違うため、その空き状況も把握する欄も必要。この台帳をどうやってシステムで再現するか?しかもIT化がされていない業界、職人気質のサロンスタッフに、どうやったら抵抗なく使ってもらえるだろう・・・。チームの長い挑戦が、幕を開けた。

02 現場の声を徹底的に聞き、高いIT技術で叶える。

14ヶ月の奮闘。30社のサロンに通いつめる!

システム担当の長尾美樹はこの難題に挑むために、約30社のサロンに通いつめ、現場の声を徹底的にヒアリングした。システム一元化という大胆な発想に、「紙の方がラク」という反応の方が多かったのも事実だ。しかし、ITの力でサロンスタッフの負担が減れば、その時間を技術向上やスタッフ育成に活かすことができるはず。自分たちの可能性を信じ、日本のサロンの未来を見つめていた長尾は、くじけずプロジェクト成功の糸口を探り続けた。さらに、『じゃらんnet』『HOT PEPPERグルメ』の予約管理システムを手がけた佐々木康太朗をプロジェクトリーダーに迎え、細部まで機能を検証。営業、企画、開発、運用・・・多くの関係者が一体となり、ビジネスの検討とシステム開発のゴールが見える頃。プロジェクトのスタートから、実に14ヶ月が経過していた。

「これつくった人、天才だね」

こうしてリリースされたサービス、その名も『SALON BOARD』。ひとつのボードでそのサロンのすべての情報を管理できるシステムだ。これまで紙でやっていた予約の電話やスタッフの予定をすべて『SALON BOARD』に入力することで、自動的に空いている枠を算出して、ネット予約枠として受付する。ボード上では、予約の受付から売上管理、来店後の御礼メール送信までが一元管理されるのだ。そして、カスタマーは、サロンの営業時間を気にせず24時間予約できるという便利さを、本当の意味で手に入れることができる。クライアントのサロンからは「これつくった人、天才だね」という嬉しい声も聞こえるようになった。

クライアントの本音を引き出すヒアリング力
× 要望を叶えるIT技術力

システムでこだわったポイントは、3つ。とにかく「シンプルであること」。システムの操作に不慣れなスタッフが、マニュアルなしでも直感的にわかるユーザビリティに徹底的に追求した。さらには話しながらでもきちんと入力できるようレスポンスの「高スピード」も実現。そして、「業界初のiPad対応」。サロンスタッフは接客で常に動き回っている。しかも紙台帳の時代には、持ち歩いて家でも予約を受けるという状況があったため、iPadによるクラウド型の管理対応が必須と考え、提案。業界初のiPad対応の管理システムが誕生した。

クライアントのサロンへの徹底的なヒアリングは、重要だ。しかし、それだけでなく高いIT技術力があるからこそ、その拾った声をシステムで叶えることができる。長尾、佐々木たちのチームは、クライアントとの深い結びつきと高いIT技術の両輪で、「あるようでなかった」このプロジェクトを見事にカタチにした。リリース後、サービスは瞬く間に広がり数千店のサロンに広まった。

03 全国5500店舗へ、広がる『SALON BOARD』。

リリース後も、顧客の声を拾い続けた。

華々しいリリースを飾った、『SALON BOARD』。しかし、彼らはこれだけでは満足しなかった。リリース後もサロンにヒアリングを続け、「既存の顧客情報もデータにしたい」「iPadだけでなくスマホでも管理できるようにしたい」などの要望を、数知れずアップデートしていった。

どんなに素晴らしいサービスも、使ってもらわなければ意味がない。

どうしてそこまでユーザビリティを追求するのだろうか?その根底には、佐々木の「どんなに素晴らしいサービスも、使ってもらわなければ意味がない」という想いがある。マーケットを活性化させるためには、常識を覆す企画・開発が必要だ。しかし、企画が大胆なだけで実際に使われなかったら、それは業界のイノベーションどころか、資金とアイディアの無駄遣いになってしまう。だからこそ、『SALON BOARD』は継続的にクライアントの声を反映し続け、一緒に育てていくシステムという道を選択した。現場が最も使いやすいカタチを目指して、常に進化し続ける-。その姿勢が功を奏してか、『SALON BOARD』はいまや5500店舗へとさらなる拡大を続けている。

etc 新規集客ツールから、サロンのインフラへ。

『HOT PEPPER Beauty』は、そもそも新規顧客の集客ツールとしてサロンに導入されていた。それが、『SALON BOARD』になり、経営のインフラへと価値の進化を遂げている。そして同時に、サロンにとってリクルートライフスタイルは、新規集客のパートナーから、経営のパートナーへ。クライアントの経営へのインパクトを高めていくことで、美容業界全体への影響力も高めることに成功した。さらに、『SALON BOARD』で多くのカスタマー情報をデジタル化することで集客への活用、販促の提案幅も豊かになるはず。いま『SALON BOARD』により、美容業界の慣習が変わりつつある。もっと、カスタマーのライフスタイルに合ったサービス提供へ。日本中のヘアサロン技術の向上へ。「リクルートライフスタイルが、美容業界を活性化した」。そう言われる日も、決して夢ではない。

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